星座の場所や形をおぼえたら、実際の星空をながめてみませんか?

観察する場所

天体観察する場所

星空の観察は、良く晴れた日に、街の明かりや街灯などの光が少なく、まわりに高い建物などがない場所を選んで行います。夏であれば、山にキャンプにでかけるのも良いでしょう。

夜、子供達だけで外に出ると危ないので、必ず大人の人と一緒に観察しましょう。

北はどっち?

星空を観察する時に、方角を正しく知ることは大切です。方角を正しく知ることで星座がのぼってくる方向や、星座の位置などが分かり、より星座を見つけやすくなります。

方位磁石を使えば簡単に分かりますが、ここでは、真北を示す北極星を星座を使って見つける方法をご紹介します。

おおぐま座北斗七星カシオペヤ座地平線に沈まず、形も分かりやすいため、探しやすい星座です。まずはこのどちらかの星座を探します。

北極星は、北斗七星のα星とβ星を結んだ線を、β星からα星の方向に約5倍のばした位置にあります。また、カシオペヤ座の外側の2つの星を結んだ線が交わる点と中央のγ星を結んだ線を約5倍のばした位置にあります。

北極星のある方角が北を示しています。北極星はあまり明るい星ではないので、明るい星座を手がかりに見つけましょう。

図:北極星の見つけ方

天体望遠鏡も役立ちます

天体望遠鏡

多くの星座は肉眼で見ることができますが、暗く小さい星座や、星座の中にある星雲星団を見つけるには、双眼鏡天体望遠鏡が役立ちます。

星が見えず真っ暗に見える所でも、天体望遠鏡でのぞくとたくさんの小さな星を見ることができ、星の世界をより身近に感じることができます。

あると便利なもの

星空の観察にでかけるときに、あると便利なものをいくつかまとめました。

天体観測あると便利なもの

ライトはまぶしくないように赤いセロファンをかぶせます。長時間の観察にはイス、寒い夜には防寒具なども準備すると良いでしょう。

図鑑や星座早見盤は、今ではスマートフォンのアプリが代わりをしてくれるようになりましたね。

自由研究などで観察記録をつける時は、ノートやえんぴつもお忘れなく。プリンターで印刷して使える、星座早見表と観察記録が1つになった「天体観測ノート」や各種「自然観察ノート」も用意していますので、自由研究にお役立てください。

天体観測ノートのダウンロード