子供用・学習用天体望遠鏡専門店
2017年12月18日公開
2018年7月31日に、火星が地球に大接近します。大接近と言っても地球までの距離が約5,759万キロメートルぐらいに近づくだけで、 ぶつかりそうなほど近づくわけではありませんが、いちばん小さく見える時期と比べて6倍にも大きく見えるので、火星を観察するには絶好のチャンスです。
火星は、地球の1つ外側の軌道を回っている太陽系の惑星です。 地球は太陽を中心に、その周りをほぼ丸い円を描いて回っていますが、火星は中心がずれた楕円形を描きながら回っているために、 地球に近づいたり遠ざかったりしています。
火星は、6月下旬頃からだんだんと明るくなり、天体望遠鏡で見える大きさも大きくなってきます。大接近のころには、マイナス2.8等級ほどの明るさとなり、ひときわ赤く輝く火星が、普段より大きく感じるようになるでしょう。大接近の当日だけではなく、前後の1〜2ヶ月の明るさや大きさの変化を調べてみると、天体のふしぎを身近に感じることができるでしょう。
6月から10月にかけて、火星は「やぎ座」のあたりを行ったり来たりしています。7月末の大接近のころには、「やぎ座」と「いて座」の間あたりに見ることができます。
火星が地球からもっとも離れた時の見掛けの大きさと、今回の大接近の時の大きさを比べると、視直径で6倍以上の違いがあります。今回の大接近で、いかに大きく見えるかが分かります。ぜひ、天体望遠鏡で観察して、スケッチや写真撮影にチャレンジしてみましょう。
次の図は、火星の大きさをイメージするための模式図です。
型番 | RXA237 | RXA125 |
---|---|---|
適正倍率 | 60倍 | 76倍 |
最高倍率 | 210倍 | 152倍 |
有効径 | 60mm | 76mm |
焦点距離 | 700mm | 300mm |
口径比 | F11.7 | F4 |
集光力 | 73.5倍 | 118倍 |
分解能 | 2.36秒 | 1.52秒 |
極限等級 | 10.67等星 | 11.9等星 |
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