日食のしくみ
日食の種類
観測する地域が本影、半影のどちらに入るのか、また、太陽、地球、月の位置関係によって、おもに3つの種類に分けられます。
部分日食
月が太陽の一部分だけをかくす場合を部分日食と呼びます。
半影に入る広い地域で見ることができます。
皆既日食
月の見かけの大きさが太陽より大きく、太陽全体をかくす場合を皆既日食と呼びます。
本影に入る限られた地域でしか見ることができません。
皆既日食では、太陽が完全にかくれる前後に、一カ所だけ明るく輝く「ダイヤモンドリング」と呼ばれる美しい姿を見ることができます。
金環日食
月の見かけの大きさが太陽より小さく、太陽のまわりだけ環のように残ってしまう場合を金環日食と呼びます。
皆既日食と同じく、本影に入る限られた地域でしか見ることができません。
日食を見よう
日食の観察には、眼を保護する機能を持った日食グラスを使いましょう。また、長い時間見続けず、眼を休めながら観察します。
決して、双眼鏡や天体望遠鏡で直接太陽を見てはいけません。天体望遠鏡で観察する場合は、太陽投影版を使うと良いでしょう。
日食の間は、木の葉の間から地面に差し込む光の形が、半円や三日月になって見えます。また、うす暗くなったり、気温が下がって涼しく感じたりといったまわりの変化にも注目しましょう。
これから日本で見られる主な日食をまとめました。
日付 | 種類 |
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2023年4月20日 | 九州以南で部分日食 |
2030年6月1日 | 北海道で金環日食 |
2031年5月21日 | 南西諸島で部分日食 |
2035年9月2日 | 一部で皆既日食 |