青く美しい私たちの地球。
地球も金星火星と同じく、惑星という種類の星です。

地球には、他の惑星とちがって海(水)と大気があり、さまざまな植物や動物が生きています。生命がいる天体は、地球の他には見つかっていません。

地球の構造

地球の中心には、と呼ばれる鉄やニッケルでできたがあり、内側は個体、外側は溶けた液体と考えられており、その温度は約5,700℃と言われています。

核のまわりにはマントルと呼ばれる岩石の厚い層があり、地球内部をゆっくりと動いています。マントルの一部が溶けてマグマとなり火山の噴火などで地表に表れることもあります。

厚いマグマの層の表面には、地殻と呼ばれる薄くて固い岩石の層があり、その上に私たちが暮らす日本列島や大陸などが作られています。地殻はゆっくりと動いていて、何万年もかけて大陸や海の形を変えてきました。

地球の表面には大気(薄い空気の層)があり、太陽からの有害な紫外線をふせいだり、地球の温度を調節したりする大切な役目を持っています。私たち生命が生きていくためには無くてはならないものです。

地球の構造
図:地球の構造

地球の公転

地球は、太陽のまわりを楕円を描きながら、約365日をかけてひとまわりしています。これを公転と呼びます。

1年は365日ですが、地球が太陽のまわりを公転する時間は正確には365.2422日で1年とは一致しません。このため、毎年0.2422日ずつ多くなった分を、4年に1度の「うるう年」として、1日(2月29日)を追加して調整しています。

地球の自転

自転による昼と夜
図:自転による昼と夜

地球は、北極南極を結ぶ地軸が23.4度かたむいた状態でコマのように回っています。これを自転と呼びます。

約24時間をかけて西から東へ一回りすることで、太陽の光が当たる昼と、太陽の光が当たらない夜が生まれます。

地球と同じように太陽や、他の惑星も自転しています。金星や火星など一部の惑星は地球とは逆の方向に自転しています。

地球の四季

地球には、春、夏、秋、冬の四季があります。これは、地球がかたむいたまま太陽のまわりを回っていることにより生まれます。

公転による季節
図:公転による季節

太陽と地球の位置関係によって、春分秋分などのが決められています。

春分
通常は3月20~23日
北半球:春、南半球:秋
昼と夜の長さが同じ
夏至
通常は6月21~22日
北半球:夏、昼が最も長い
南半球:冬、夜が最も長い
秋分
通常は9月21~23日
北半球:秋、南半球:春
昼と夜の長さが同じ
冬至
通常は12月21~22日
北半球:冬、夜が最も長い
南半球:夏、昼が最も長い

基本データデータの見方

半径6.371 x 103 km
質量5.972 x 1024 kg
体積1.083 x 1012 Km3
表面積5.101 x 108 Km2
表面温度-88~58℃
自転周期23.934時間
太陽からの平均距離1.496 x 108 Km(1.000 AU)
近日点距離1.471 x 108 Km(0.983 AU)
遠日点距離1.521 x 108 Km(1.017 AU)
公転周期365.26 地球日
衛星