子供用・学習用顕微鏡専門店
自由研究などで、顕微鏡で観察したものの写真を撮影したいとお考えの方も多いと思います。
そこで、自然学習館で最も人気の高い顕微鏡とコンパクトデジカメを使って、顕微鏡写真の撮影にチャレンジしてみました!!
かなり簡単な方法ですが、高価な専用アダプターなどを購入したり、自作したりする必要もなく、自由研究のまとめに使う程度なら充分な撮影が行えます。ミクロ博物館で紹介している写真は、この方法で撮影したものです。ぜひ、みなさんも顕微鏡写真の撮影にチャレンジしてみてください。
1.顕微鏡 |
市販の学習用顕微鏡を使用しました。この機種は、フルライト式なので暗い室内でも観察でき、鏡筒を垂直に立てた状態でも使えるので、顕微鏡写真の撮影にはピッタリのモデルです。 |
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2.プレパラート |
顕微鏡に付属のプレパラートや市販のプレパラートを観察しても良いのですが、ぜひ、自分で観察したい植物や昆虫などのプレパラートを作ってみましょう。 |
3.デジカメ |
レンズ口径の小さなコンパクトデジカメがおすすめです。マクロ撮影ができる機種ならベスト。ここでは、館長が普段、家族のスナップ写真撮影に使っている「ニコンクールピクスS500」で撮影してみました。 ※一眼レフやレンズ口径の大きなデジカメには、この方法は向きません。 |
4.三脚 |
カメラを手で持って撮影するとブレやすいので三脚を使いましょう。 |
5.黒い紙 |
カメラと顕微鏡のすき間をカバーして光が入るのをふせぎます。 |
ここで紹介している方法は、すべてのデジカメに適用できるものではございません。お使いのデジカメの機能や性能によっては、同じように撮影できない場合もございますので、あらかじめご了承ください。
まず初めに、顕微鏡に観察するプレパラートをセットして、ピントを合わせておきましょう。デジカメで撮影する場合、肉眼で見えるよりも狭い範囲しか写せないので、倍率は100倍程度の低い倍率にしておきます。また、撮影したいポイントを中央に持って来るようにしましょう。
次に、三脚にカメラを取り付け、カメラを真下に向けるように調整します。三脚と顕微鏡を向かい合わせにし、カメラの下に顕微鏡の接眼部が来るように顕微鏡を置きます。
カメラと顕微鏡との距離はなるべく近いほうが良いので、本や箱など安定感のあるものを台にして高さを調節してください。このときカメラのレンズと顕微鏡がぶつからないよう気をつけましょう。また、接眼レンズの中心と、カメラのレンズの中心が一直線になるよう、カメラの画面を確認しながら位置合わせを行ってください。
この撮影方法は、コリメート法とよばれる方法で、天体写真やフィールドスコープでの撮影などにも利用されています。
位置が決まったら、顕微鏡とカメラのレンズの隙間から余計な光が入らないように黒い紙で覆いをします。この紙が無くても撮影はできますが、その場合は、部屋を暗くするなど、余計な光がなるべく入らないようにすることで、クリアな撮影ができます。
カメラの設定は、以下の2通りを試してみました。
今回使ったデジカメではどちらの設定でもきれいに撮影できました。手ブレを防止するために「タイマー」で撮影するのがコツです。
被写体が明るいので、機種によっては、 露出補正 が必要になるかもしれません。マニュアルモードが使える機種では、絞りを絞って撮影したほうがクリアに撮影できます。ピントが合いにくいときは、顕微鏡から少し離して撮影してみましょう。機種によっては、マニュアルでピントを合わせた方が合いやすいかもしれません。お使いのカメラでいろいろと試してみてください。
図鑑のような鮮明な写真とはいきませんが、自由研究のまとめに貼るには充分インパクトのある写真を撮ることができました。画像編集ソフトなどをお持ちの場合は、クローズアップしたい部分を切り出して印刷すると良いでしょう。
被写体が近いので、ズーム最大でピントが合わせられないカメラもあります。その時は、小さく写ってしまいますが、ピントが合うまでカメラと顕微鏡の間を離して撮影します。撮影後に中央部分だけトリミングしても、きれいに印刷できます。
顕微鏡の接眼部がまるく入る程度の距離で撮影を行うと、顕微鏡写真らしい雰囲気が出せます。この程度の大きさがピントも合いやすく、クリアな写真となります。
マクロモードとズーム機能を使って画面いっぱいまで拡大できる機種もあります。しかしあまり拡大すると、写る範囲は小さくなってしまうので、撮りたい部分がしっかり写っているか確認しましょう。
試しに携帯電話のカメラでも撮影してみました。思った以上にきれいに撮影出来て驚いています!とても手軽なのでぜひ試してみてください。
ポイントは、三脚が使えないので手持ちでの撮影となりますが、レンズがとても小さいので顕微鏡の接眼レンズと合わせて握るように固定して撮影しました。
いくつかの機種で試しましたが、機種によっては、露出補正(-1)をする必要があるものの、どれも予想以上にきれいに撮影することができましたので、ぜひ、みなさんもチャレンジしてみてください。
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