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天体望遠鏡で観よう!惑星探検2018

 
 
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天体望遠鏡で観よう!惑星探検2018

2018年は、15年ぶりに火星が大接近!
また、1月と7月に2回の皆既月食を見ることができます。

ここでは、太陽系の主な惑星について、主なトピックや観測の好機をご紹介します。大接近する火星や、金星、木星、土星の美しいすがたを、ぜひ、天体望遠鏡でご覧ください。

火星大接近

2017年12月18日公開

月食を観よう

2018年は1月と7月に、2回の「皆既月食」を見ることができます。

月食のしくみ(模式図)

「月食」は、太陽と月の間に地球が入り、地球の影が月をおおいかくす現象で、月全体が影の中に入ってしまう場合を「皆既月食かいきげっしょく」、一部分だけが入る場合を「部分月食ぶぶんげっしょく」と呼んでいます。

月食のしくみ

1月31日の皆既月食

2018年1月31日の午後8時40分過ぎから深夜にかけて、全国で皆既月食が見られます。

食の開始が見やすい時間帯で、皆既の時間も1時間以上となり、観測にはとても条件の良い月食となります。

午後10時前には皆既の状態が始まり、赤黒く幻想的に輝く月を1時間17分にわたって見ることができますので、事前に双眼鏡や天体望遠鏡を準備して、美しい月の姿を見逃さないようにしましょう。

東京では午後8時48分頃から欠けはじめ、午後9時51分頃から皆既となり、約1時間17分にわたって続きます。その後、しだいに欠けが小さくなり、月食は翌日の午後0時11分過ぎまで続きます。

地球の影に対する月の動き
地球の影に対する月の動き

東京での見え方
東京での見え方

7月28日の皆既月食

2018年7月28日の午前3時半ごろから夜明けにかけて、皆既月食が見られます。

北日本の一部では、皆既が始まる前に月が沈んでしまうため、残念ながら部分月食しか見ることができません。その他の地域でも、皆既中に月が沈んでしまいます。

夜明け前の早い時間帯であり、月の高さも低いため、観測には良い条件ではありませんが、事前に双眼鏡や天体望遠鏡を準備して、皆既の瞬間を見逃さないようにしましょう。

東京では午前3時23分頃から欠けはじめ、午前4時30分頃から皆既となりますが、ほどなく月が沈んでしまうため、月食の全体を見ることができません。

地球の影に対する月の動き
地球の影に対する月の動き

東京での見え方
東京での見え方

太陽系について

太陽系

私たちが暮らしている地球は、約365日をかけて太陽のまわりを1まわりしています(公転こうてん と呼びます)。 地球のほかにも、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星などの 惑星わくせいと呼ばれる天体が太陽のまわりをまわっています。

私たちの太陽系

冥王星めいおうせい 」は1930年の発見以来「惑星」に分類されていましたが、2006年8月の国際天文学連合(IAU)総会で「惑星」の定義から外されました。

天体望遠鏡で惑星を観測しよう

金星今年後半が見ごろ

9月21日午後5時半頃の東京の空

金星の位置

2018年は金星観測の好機です。年の初めから10月下旬にかけて「宵の明星」として日没前の西の空に、明るく輝く金星を見ることができます。10月下旬からは、「明けの明星」として、明け方の東の空でひときわ明るく輝きます。

8月下旬〜年末にかけては、明るさが-4.6等級ほどになり、また見掛けの大きさも増し、天体望遠鏡では金星の満ち欠けを見ることができます。ぜひ、天体望遠鏡で観察しましょう。

1月~6月にかけて、「いて座」から「みずがめ座」、「ふたご座」へと移り、最後は「てんびん座」へと大きく動いていきます。

木星5月〜8月が見ごろ

5月9日午後11時過ぎの東京の空

木星の位置

木星は、5月から夏にかけてが見ごろとなります。特に5月上旬には、-2.5等級ほどの明るさになるため、観測のチャンスとなります。ひときわ明るく輝いているため、ひと目でみつけることができるでしょう。

このころ、木星は「てんびん座」の中にあり、11月下旬以降は「さそり座」「へびつかい座」へと移っていきます。

東京では、5月は午後6時頃に東の空に昇り、一晩中明るく輝いたのち、明け方には西の空に沈んでいきます。

土星6月〜7月が見ごろ

6月27日午後11時過ぎの東京の空

土星の位置

2018年の土星は、1年中「いて座」の中にいて、あまり高い位置には昇りませんが、環の傾きも大きく、明るさが増す今年中頃が観測のチャンスとなります。

東京では、6月下旬の午後7時頃に南東の空に昇り、一晩中明るく輝いたのち、明け方には西の空に沈んでいきます。近くには、2つの赤い星、火星、「さそり座」のアンタレスが見え、土星との色の対比が美しいでしょう。

天体望遠鏡ラインナップ

天体望遠鏡性能比較表 天体望遠鏡の性能について
型番 RXA237 RXA125
適正倍率 60倍 76倍
最高倍率 210倍 152倍
有効径 60mm 76mm
焦点距離 700mm 300mm
口径比 F11.7 F4
集光力 73.5倍 118倍
分解能 2.36秒 1.52秒
極限等級 10.67等星 11.9等星
学習用天体望遠鏡の専門店
  • 科学専門スタッフが丁寧に商品紹介!
  • 特長がよくわかる写真を独自に撮影!
  • 学習文具の老舗レイメイ藤井製!

天体望遠鏡百科

天体・天体望遠鏡についての基礎知識をご紹介します。天体望遠鏡を買う前に読んでみましょう。

天体まめ知識

天体や宇宙、天文学の基礎知識について学びましょう。

天体望遠鏡のしくみ

天体望遠鏡の構造や性能、用語について解説します。

天体望遠鏡の使い方

天体望遠鏡の基本的な使い方を紹介します。