2024年12月8日の土星食
日没後の午後6時前後から、南南西の空で、土星(1.0等級)が上弦の月(月齢7前後)にかくれる土星食が見られます。
食が見られる北側の境界線が日本列島を縦断するため、残念ながら北海道、東北北部、中国、四国北部、九州地方の多くでは見ることができないか、境界付近で土星の一部だけが隠れる部分食となります。
その他の地域では、午後6時〜7時頃の見やすい時間帯であり、月の位置も40°ほどと高いため、好条件で観測することができるでしょう。事前に双眼鏡や天体望遠鏡を準備して、冬の天体ショーを見逃さないようにしましょう。
東京では、午後4時半頃に日が沈み、南の空高くに月が輝きます。午後6時19分に、南南西の空44°ほどの空にある月の影の部分に、土星が上から潜入します。潜入から約40分後の午後7時に月の明るい部分から出現となります。
この頃、南の空高くには秋の大四辺形が輝いています。