星図とは
星図は、天球 上での恒星や星座、星雲、星団、銀河などの位置や明るさ(視等級)を図に表したものです。言わば星の地図のようなもので、投影法や座標系の違いにより様々なスタイルの星図があり恒星図と呼ばれることもあります。
上の星図は、天球上での各星座や天体の位置を赤道座標系で表した星座の地図です。球面を直交座標で表すため、天の南極、天の北極に近くなるほど歪みが大きくなるため、天の赤道から南北それぞれ赤緯80°までを表示しています。黄色の破線は太陽の通り道を表す黄道で、黄道が天の赤道(赤い破線)を南(下)から北(上)へ横切る点を春分点と呼び、赤経の基準点0hとなります。黄道が天の赤道を北(上)から南(下)へ横切る点を秋分点とよび赤経12hで表します。
春分点をスタートとして黄道が通る星座を見ていくと、うお座、おひつじ座、おうし座、ふたご座、かに座、しし座、おとめ座、てんびん座、さそり座、いて座、やぎ座、みずがめ座と並んでいます。どこかで見たことがありませんか?
そう、星座占い(星占い)でおなじみの12星座ですね。これらの星座は黄道十二星座と呼ばれています。
極付近の星図
88星座の星図一覧
88星座の20時南中時の星空を星図にしました。星座を構成する7等級までの恒星と主な銀河・星雲・星団の位置をマークで記載しました。各星座を取り巻く星座や、星の位置・明るさ調べにご利用ください。