私たちの地球をはじめ、宇宙にある天体の多くは、コマのように自分で回ったり、他の天体のまわりを回ったりして、いつも動いています。

自転

地球は、南極北極を結んだ線をにして、コマのように回転しています。この動きのことを自転と呼びます。また、回転の軸のことを、地軸または自転軸と呼びます。

地球の自転
図:地球の自転

地球の自転軸は、公転面から垂直に伸びた公転軸より約23.4度傾いており、約24時間(1日)をかけて1回転しています。1回転するのにかかる時間のことを自転周期と呼びます。地球の昼と夜は、この自転という動きにより生まれています。

水星と天王星の地軸の例
図:水星と天王星の地軸の例

火星木星などの他の惑星や、地球の衛星であるも自転しています。自転軸の傾きや回転の方向は、天体によってちがっています。

公転

地球は太陽のまわりを楕円をえがいて回っています。このように、ある天体のまわりを別の天体が回ることを公転と呼びます。また、天体が1周することでできる楕円の面を公転面、天体の通り道を軌道と呼びます。

地球は太陽のまわりを約365.26日(1年)をかけて1周しています。1周するのにかかる時間のことを公転周期と呼びます。

太陽系の他の惑星も太陽のまわりを公転しています。水星は約88日で1周するのに対し、海王星は約165年をかけて1周します。また、公転面の傾きも天体によってちがっています。

地球の公転
図:地球の公転