銀河とは、宇宙の中でさまざまな種類の星が集まっている場所で、銀河が集まっている場所を銀河団と呼ぶこともあります。

アンドロメダ座にあるアンドロメダ銀河が有名です。

星雲星団、銀河の多くは頭文字に「M」が付いた番号で呼ばれています。これは、18世紀フランスの天文学者シャルル・メシエによって天体カタログが作られた時に名付けられました。その後の観測によりいくつか追加され、現在はM1~M110まであります。

メシエ天体カタログの作成後にも数多くの星雲、星団、銀河が発見され、NGCカタログやICカタログとして分類整理されています。

表:主な銀河
番号その他名称種類星座
M31アンドロメダ銀河渦巻銀河アンドロメダ座
M32楕円銀河アンドロメダ座
M33さんかく座銀河渦巻銀河さんかく座
M49楕円銀河おとめ座
M51子持ち銀河渦巻銀河りょうけん座
M57環状星雲惑星状星雲こと座
M58棒渦巻銀河おとめ座
M59楕円銀河おとめ座
M60楕円銀河おとめ座
M61渦巻銀河おとめ座
M63ひまわり銀河渦巻銀河りょうけん座
M64黒眼銀河渦巻銀河かみのけ座
M65渦巻銀河しし座
M66渦巻銀河しし座
M74渦巻銀河うお座
M77渦巻銀河くじら座
M81ボーデの銀河渦巻銀河おおぐま座
M82葉巻銀河不規則銀河おおぐま座
M83渦巻銀河うみへび座
M84銀河おとめ座
M85銀河かみのけ座
M86楕円銀河おとめ座
M87おとめ座a楕円銀河おとめ座
M88渦巻銀河かみのけ座
M89楕円銀河おとめ座
M90渦巻銀河おとめ座
M91銀河かみのけ座
M94渦巻銀河りょうけん座
M95棒渦巻銀河しし座
M96渦巻銀河しし座
M98渦巻銀河かみのけ座
M99渦巻銀河かみのけ座
M100渦巻銀河かみのけ座
M101渦巻銀河おおぐま座
M102紡錘銀河渦巻銀河りゅう座
M104ソンブレロ銀河渦巻銀河おとめ座
M105楕円銀河しし座
M106渦巻銀河りょうけん座
M108渦巻銀河おおぐま座
M109棒渦巻銀河おおぐま座
M110矮小銀河アンドロメダ座

銀河系

私たちの太陽系も、さらに銀河系と呼ばれるたくさんの天体が集まったうずの中にあり、そのような銀河が宇宙には無数にあります。夜空にミルクをこぼしたように白っぽい帯となって見える"天の川"は、銀河系のうずを横から見ているものなのです。

上から見た銀河系のイメージ
図:上から見た銀河系のイメージ
横から見た銀河系のイメージ
図:横から見た銀河系のイメージ

夜空を見上げると、たくさんの星々が見えますが、太陽地球はそんな無数にある天体の1つにすぎません。 天体望遠鏡で、はるかかなたの星々をながめるとき、私たちは宇宙の広がりを感じ、星々の神秘的な姿におどろき、感動することでしょう。