星雲は、たくさんの星々やガスが集まって、まるでぼんやりした雲のように見えるものです。
宇宙に浮かぶガスが青や赤に輝いて見える散光星雲、星が一生を終えるときに内部のガスを放出して円形やドーナツ状に輝く惑星状星雲、温度の低いチリなどが後ろの星の光を吸収、拡散して黒く見える暗黒星雲などいくつかの種類があります。
オリオン座にあるオリオン大星雲や、馬の頭の形に見える馬頭星雲、いて座にある干潟星雲などが有名です。
星雲、星団、銀河の多くは頭文字に「M」が付いた番号で呼ばれています。これは、18世紀フランスの天文学者シャルル・メシエによって天体カタログが作られた時に名付けられました。その後の観測によりいくつか追加され、現在はM1~M110まであります。
メシエ天体カタログの作成後にも数多くの星雲、星団、銀河が発見され、NGCカタログやICカタログとして分類整理されています。