プレアデス星団(M45、Mel22)

プレアデス星団は、おうし座のα星アルデバランの西にある、よく知られた星団で、肉眼でも6~7個の青白く明るい星が集まっているのが分かります。日本では、古くから昴(すばる)という名で親しまれている冬を代表する星団の1つです。

1カ所で生まれた若い恒星が数百~数千個の単位で不規則に集まった散開星団と呼ばれるタイプで、それぞれの星は次第に離れていきます。

ギリシャ神話では、巨人アトラスとプレイオネの間に生まれた7人姉妹で、月の女神アルテミスに仕えていました。星団の明るい星には、両親の名とともに娘たちの名が付けられています。近くにあるヒアデス星団(Mel25)もアトラスの娘たち(母親がちがう)です。

プレアデス星団
写真:プレアデス星団
M45とおうし座
図:M45とおうし座

基本データデータの見方

天体番号M45、Mel22
位置赤経:3h47m42s 赤緯:24°9′
大きさ27光年
太陽からの距離410光年
見かけの等級1.4
種別散開星団
星数約130
星座おうし座